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コラム[ローカル]

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鳥海山 ~祓川からフルコースで~


10月6日(日)はお休みをいただきましたが、自由にしていいといってもらったので、山の師匠の三浦さんと鳥海山へ出かけました。

真っ暗な朝5時に出て、由利本荘市矢島町の祓川登山口から7時出発です。

登山口で祓川ヒュッテ前の竜ヶ原湿原は草紅葉がはじまっています。8月末に湿原を周回したコースは、連日のクマ出現の目撃情報に完全立ち入り禁止となっていました。

湿原の奥の樹林帯も色づいています。

絶えずガスが流れ込んでいましたが、祓川神社を過ぎた最初の急登(タッチラ坂?)を登り切ったあたりで一瞬、視界が開けました。朝の日差し独特のコントラストです。

6合目、賽の河原付近から猿倉コース方面の紅葉。

7合目御田の湿原も朝日に映えます。奥にかすかに象潟方面の日本海も見え隠れしています。

七ツ釜滝の甌穴風のねじれた水の流れが激しく違和を削っています。

ガスっていた山頂方面も、一瞬、ガスが抜けてきました。

8合目を過ぎた大雪路のいやらしいゴツゴツの岩の道を汗して登っていると、また山頂が顔を出します。少し近くなったとはいえ、まだまだ遠い・・・

大雪路を過ぎて9合目の石敷きの急登を越え、頂上直下のザレザレの斜里坂をヒーヒーいって登り切ると、七高山山頂です。休憩入れてぴったり4時間ですね。

休憩も取らずに外輪を少し下り、最高峰の新山に向かうために火口部へ激下りします。

下って下って河口部最深部まで下りたら、まだ雪渓が残っていました。10月に入ってもう雪がいつ降ってもおかしくないので、これはもう消えることはないですね。

そこから手足をフル動員して岩を登って下って渡って胎内くぐりして最高峰新山山頂。

外輪にある七高山山頂方面。

新山は200年ほど前のマグマ噴火で溶岩ドームが形成され、それが冷えて固まったのが新山ドームで、全くの冷えた溶岩の塊の積み重なりです。新山山頂部の数十メートル西側にも大きな盛り上がりがあって、そこに登って山頂部を見てみます。

大きな岩の積み重なりで隙間はあるし、ルートを外れると動く石があるし、堅い体では足の上がらない大きな段差はあるし、体をフルに使った大人のジャングルジムです。

雲の切れ間から、一瞬、山側側の日本海が見えました。

新山ドームの岩山を這いつくばって下りて、今度は外輪を這いつくばって登って七高山に戻って昼食。百宅方面の雲が切れ、紅葉の斜面が顔を出しました。

おぉ、いろいろな色に彩られてまるで絵画のようです。

昼食後は下山へ。下りは外輪山沿いに下る康新道へ。回り道になりますが、カルデラと日本海、新山の北斜面を見ながらの絶景が望めます。

ガスに見え隠れした新山が時折はっきりと見えると圧倒される光景です。

ガスがキレ目から南側外輪奥に日本海が。

カルデラ下の千蛇谷もかすかに望めます。

キレ落ち良外輪沿いの下りの眼下には雲海が広がり、切り取ると雲に落ちていく感覚になります。

標高を400mほど下りて外輪から離れる地点からは新山と七高山の両頂上が雄々しくそびえるのを目に焼き付けます。

祓川コースとの合流点に近づくと、角度が変わり、新鮮な光景が望めます。わざわざ回り込んできてよかった!と、疲れた足に栄養を与えてくれます。

合流後なおも下りて6合目まで来ると、少し日が陰って気温が下がり、池から水蒸気が上がって温泉が湧いているみたいです。

下りの石段の回廊の切れ間から秋田側日本海が見えました。

タッチラ坂?の登山道沿いにミズバショウの葉っぱが踏み倒されて食べられたような痕が。クマさんの食事のあとでしょうか?

日本海から差し込む夕日に映える祓川登山口周辺。朝と日差しの違いで印象が変わりますね。

祓川コースから入って七高山~新山~康新道と、フルコースで鳥海山を楽しんできました。日本海側から湧くガスに頂上からの展望は残念でしたが、この季節だからこその鳥海山を堪能できました。

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