今年一番の問題作（？）、「土田」と「WAKAZE」のコラボによる清酒とどぶろくのコラボ企画が本日発売となりました！

何のコラボかといいますと、なんとなんと、ジャポニカ米ではなく、中長粒米のプリンセスサリーという”香り米”をどちらも原料米に使用しています！！！

プリンセスサリーはジャポニカ米とインディカ米の間の子で、細長くて香りが高い米、いわゆるタイ米にそっくりということです。

群馬県の山口農場で栽培された無農薬無肥料の自然栽培のプリンセスサリーを食べたことから、このお米の香りがお酒に残ったら最高だよね！という研究テーマで酒造りがスタートしました。

こちらは清酒の「土田　研究醸造　Date14」プリンセスサリー仕込み。

群馬県産飯米のプリンセスサリー８８％精米、酸度３，１、アミノ酸２，８、日本酒度ｰ１３、アルコール１６度、焼酎用黄麹を使用し、酵母は無添加です。

「シン・ツチダ」の香り米バージョンですね。

お米を蒸したときから仕込みの間は「ここは東南アジアの夜店か？！」というくらい、映画館のポップコーンのような香りがプンプンしていたそうです！(^_^)

それが蔵付き酵母が働いてアルコールが出てくると香りが薄れていき、香りを残すことにはならなかったといいますが、味に軽さ・明るさのある旨い酒に仕上がった、ということです。

では、テイスティングを。

炊いた米の香りですが、バニラエッセンスを加えたようなふくよかさ。ホクホクしています。

そのホクホクさの奥から、アルコールのエステルっぽいほのかなセメダイン香。おぉ、発酵食品！！って感じ。

口に含むとあら軽快。軽快といっても８８％精米、しっかりとうま味もあり焼酎用黄麹のせいか、独特な酸も味のベースとなります。

軽快、と思ったのは「シン・ツチダ」に比べて、なのか・・・。

蔵からのレビューで「東南アジアの屋台か？！」みたいなのがあったのでその印象があるのか、日差しの強い太陽の味？

東南アジアも沖縄もいったことないけど、日差しのイメージです。

キンと冷えているとシャープな酸でポップな印象ですが、少し温度を緩めてやると酸がキュンキュンしてきて国籍のないノマドなスタイルです。

日本酒はジャポニカ米で、酒造好適米で作ってこそ！という先入観を払いのける勢いのある新ジャンルの味わいです。

自然栽培米という原料コストも反映しての価格ですが、新しい時代のベクトルを感じてみてください。

土田　研究醸造　Date14　プリンセスサリー仕込み

７２０ML　￥３，００７　（消費税１０％込み価格）

「WAKAZE　三軒茶屋のどぶろく　プリンセスサリー」。

群馬県産自然栽培プリンセスサリー８８％精米、アルコール１３度、酵母は協会６号酵母です。

ポタニカル素材を投入したり、さまざまなトライを続けているWAKAZEのどぶろく造りですが、米自体まったく違うものを使ったらどうなるか？というアイデアが「ツチダ」とのコラボで実現しました。

三軒茶屋のどぶろくを造る戸田京介杜氏は、酒造りのまったく経験がないまま東工大を中退してWAKAZEに就職することになって、その前の修行の場として「土田」に４ヶ月お世話になっていて、土田の星野杜氏とはいわゆる師弟関係になります。

蔵からのコメントは「製法や酵母による香味の違いでなく、米のエキスをふんだんに抽出し、原料そのものの個性を活かす造りを掲げる土田酒造とのコラボどぶろくです。今回はうるち米の世界を超えて、「香り米」といわれる独特な香気を持つ米の日本品種である《プリンセスサリー》を使用。群馬県藤岡市「上州百姓米達磨農園」より有機栽培されたものを88％精米の低精白の状態で発酵させ、米のポテンシャルを活かすことを目指しました。
SAKEの可能性の裾野をまた広げることとなる、長粒米での醸造は当醸造所でも初の挑戦となり、　独特の食感が楽しめるどぶろくとなりました。発酵させたそのままの状態であるどぶろくで、新しい米の旨味・甘味をお楽しみください。」です。

仕込み量わずかなため、入荷数もわずかで試飲できていません！

WAKAZE　三軒茶屋のどぶろく　プリンセスサリー

７２０ML　￥３，０１６　（消費税１０％込み価格）

今回の企画は本当にわずかな量ということで、「土田」と「WAKAZE」を取り扱う全国１１店のみの発売となります！

中長粒米の味、香り米の味、酵母無添加と６号酵母仕込みの違い、清酒とどぶろくの違い、など、飲み比べのおもしろさ満載の企画ですが、入荷数に限りがありますのでご了承ください。

基本取り置きはいたしません。発送もご来店も先着順で承ります。

よろしくお願いいたします。

美酒の設計　火入れ分が発売です！！

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当店のこのブログは、２０１２年３月分までは、消費税５％込みの総額表示、２０１９年９月分までは、消費税８％込みの総額表示にしておりまます。

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