休みの日には用事があって酒田に行きたいとずうっと思っているのですが、産後介護と子どものケアで疲労感大きく、遠出の意欲が薄れてしまい、かといってただ休んでるのもなぁ、となまった体を寝覚めさせようと近場の秋田駒ヶ岳へ。
朝5時30分¥、登山道のゲートが閉まる寸前に通過して8合目登山口へ。
車からはハッキリと視界にとらえられた秋田駒の全容が8合目に着いたとたん、ガスに覆われてしまいました。(;。;)
この時期、登山道を彩る花はそんなに多くはないのですが、ウメバチソウは至る所に咲いていて、全山ウメバチソウロードです。
エゾシオガマ
ノコンギク
ノリウツギが赤くなってきている!
妖しく輝くクトリカブト。
新道コースにはいっぱい咲いてますが、ほぼ終盤です。
枯れたコバイケイソウ。まるで焼けたような枯れ方。メッチャ目立ちます。
初秋を彩るエゾオヤマリンドウ。これからもっともっと増えます。
オヤマソバ。
阿弥陀池まできてもガスが晴れず、ますます湿度も気になり出す。
しかし、このまま下山してはただの散歩になってしまうので、視界不良承知で大焼砂からムーミン谷を目指すことにする。
ミヤマトウキ
ガスと京風の大焼砂で、ほんの数輪だけ残っていたコマクサ。
ウゴアザミ
ムーミン谷は霧の中。
チングルマの群生する子岳の斜面はほんのり赤く色づいてきています。
トウゲブキ
ハンゴンソウ。
ハクサンシャジン、ヤマハハコ、ダイモンジソウ、ヨツバヒヨドリなども見つけましたが、湿気でカメラのレンズ曇りがちで割愛しました。
男岳分岐まできたら風が吹き始めあっという間に霧が晴れました!
これはラッキー!!と、歩を進めて女岳に向かうことにします。
岩陰にイワブクロが残っています。
女岳頂上手前のピークから男岳を振り返ると左奥にたおやかな森吉山がひかえています。
地熱でほっかほかの女岳山頂。
先行者がわざわざ温度計をもってきていて地面に指したら67度でした!!
そこの分厚い登山靴なので気づきにくいのですが、山一面あったかいんです。さすが活火山!
歩いてきた大焼砂から滝雲が流れこんでムーミン谷、子岳を覆いはじめています。
50年前に噴出した溶岩越しの田沢湖。
左に男岳、それに連なる馬の背越しの真ん中奥に少し雲に隠れた最高峰、男女岳(おなめだけ)。
手前の女岳の地表からは水蒸気があがっています。
ここから五百羅漢経由男岳直登コースのつもりでしたが、風が強くまたガスがわきそうだったので、男岳分岐コースまで戻って風を避けて分岐まで登り、行きと同じ新道コースで戻ってきました。
男岳も男女岳の頂上も踏まず、女岳山頂のみのピークハントという、こんな人ほとんどいないでしょう!という歩き方でしたが、この季節、天候ならではの山行となりました。
なまった体にいい刺激が入りました。