９月２０日（月）、お休みをいただき岩手県の三ツ石山に出かけてきました。

山の師匠の三浦さんに加えて足の不調から２年ぶりに復帰した進藤さんと久しぶりのトリオ山行です。

本州で最も早い紅葉として知られわりと気軽に行きやすい山であることと、ピークの紅葉が観られる最後の休日ということで激混みを予想し、夜まだ暗いうちから出発しましたが、奥産道のゲートに着いた夜明け後は時すでに遅し！登山口近くの駐車スペースはすでに埋まっていたため、リーダーの三浦師匠が即「リフトにしよう！」と決断。

網張スキー場まで下りてゆっくり準備をしてから午前７時の運転開始の１番手でリフトに乗車。

１００人くらいは並んでました。

スキー場のリフト３本を乗り継いで約４０分。登山開始となります。

雪のない時期のリフトは鬼ヶ城を経由して岩手山に向かう登山者が利用することがほとんどですが、三ツ石山の紅葉時はリフトを利用して下山は奥産道という登山客のために迎えのバスを出してくれるサービスがあるのでバス送迎をお願いしました。

第３リフトを降りて、雫石方面の光景。日差しは強い！

大量のヤマハハコ。

ほとんどは終わりかけでしたが、日陰に咲いていたピカピカのエゾオヤマリンドウ。

シラタマノキ

ハンゴンソウ

ツバメオモトの実

ツルアリドオシの実

犬蔵山経由いくらかのアップダウンで大松倉山を越えて八幡平方面に下りていくと、紅葉しかけている木立が一瞬抜けて、目的地の三ツ石山の全景が飛び込んできました。

左下に三ツ石山荘、ここから笹原を切って伸びる登山道、山頂部の色づきに期待が高まります。

三ツ石山に向かう途中に、今年もシロバナのエゾオヤマリンドウががんばっていました。

山頂部から西側斜面が最も色づきがいいような。

ときおり雲が流れて曇りかける時もあるので、だいぶ色合いが変化します。

奥に見えるとがった山は、乳頭山（とは秋田川の呼び方、岩手側からは烏帽子岳）、その左は秋田駒ヶ岳の山塊です。

紅葉度合いは９０％ほど？

まだこの先数日後にピークがありそうですが、水曜日からはしばらく雨模様のぐずついた天気となり、青空はない予報なので、今シーズンの一番いい日に来られたのは間違いないようです。

ピーク前の勢いのある赤に元気をもらいます。

山頂があまりに人が多く、蜜石山になっていたので、山頂をスルーして三つ沼方面へ。

帰りのバス時間も考えて途中の岩場でランチタイムとします。

八幡平方面、松川温泉スタートの源太ヶ岳方面からの人出も多い！ゾロゾロ来ます。

ランチ後、少し戻り返しての紅葉。

この辺は錦繍の色合いですね！

山頂部に戻りましたが、人の密度は変わらず次々と切れ間なく波が来るので、人混みに紛れて山頂へ。

山頂部から岩手山方面。

三ツ石山の山頂周囲だけミネカエデが群生していて、笹原に囲まれたここだけがぽっかりと赤く染まる光景は見事としかいいようがありません。

栗駒山の錦繍の紅葉とハッキリ違う絶景です。

西側、葛根田地熱発電所をバックに。

山頂から八幡平方面。人がちょっと減った頃合いでの光景。（iphoneで撮影）

こちらもiphoneでの撮影。背景も活かし優等生の写真ですが、紅葉の赤は実際に観たときよりも薄く感じます。

こちらもiphone

西の秋田側を超広角でiphoneで。

写真を撮ったら、密の山頂を離れてすぐに下山です。

三ツ石山荘から奥産道方面へ下山途中、これは明らかに動物が作った泥だまりだろう？というのを発見。

クマじゃないと思うので、イノシシか？

これは何の花？

山道が終わり、これから舗装道路を４０分ほど下ります。

舗装歩き用にスニーカーも担いでいたので履き替えます。

でもって、看板が仰々しい奥産道終点に到着。

実は迎えのバスがくるまで１時間も待たないといけなかったのですが、下山途中で一緒になった小学生と母親の２人組が網張スキー場まで大人３人乗せてくれるということで、思いっきりご厚意に甘えました！

ありがとうございます(._.)

網張スキー場から玄武温泉に下りる下り坂の途中でクマさん発見！

思わず急ブレーキをかけましたが、ガードレールをくぐって森の中に消えていきました。

三浦師匠がこの道で何度もクマに会ってるといってた矢先の遭遇でした。

ちっちゃかったので、親離れしたばかりか、それともハハグマが近くにいるのか・・・。

最後まで見所いっぱいの山行でした。