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ゆきの美人 からの 秋田県鑑評会一般公開


昨晩秋田市内の飲食店でイベントをやっていただき、ホストとしてお酒の紹介をした娘はそのまま秋田市内のホテル泊、私は朝の電車で秋田市に向かい、秋田駅で拾ってもらって「ゆきの美人」へ。

昨年度と今季の米のちがい、醸造方針の定め方、健全できちんとした発酵をもとめながらの蔵のオリジナリティの極め方、マンションの蔵故の限られた施設の中でどんなバリエーションを出していくのか、など、小林社長とはぎゅっと詰まったお話を聞くことができました。


仕込みタンクは揚げ置き以外の9本をフルに回転させて9月から7月まで仕込みます。

低温発酵を徹底しているので、もろみ日数はほとんどの仕込みが35日とか長いものばかり!大変なことです。


やぶたはイオン水で殺菌中。もろみの数値をはかってどうしても今日中に上槽したいと急いで準備中です。

 
もろみは本当に真っ白できれいです。

精白だけではない、蔵のポリシーが醸し出すきれいさです。

 
山田50%のもろみ。グッグッと力強くもきれいな泡です。

瓶燗火入れの装置も導入されて、上槽後1週間程度でどんどんビン燗処理されていきます。

 
麹室もあいかわらず本当にきれい。山田錦麹が育っていますが、床には重量計が仕込まれているので、水分量まで随時把握できます。

その後は、すべて箱麹で。小さい蔵とはいえ、全量箱麹というキョーイのこだわりです。

「ゆきの美人」のハラリ!ときれるあの喉ごし、日本酒度を切っても辛さを感じさせないふっくらをさわやかな旨み、小林社長の考える酒の形が確実に秋田の酒の底上げに影響を与えています。

まもなく、皆様お待たせの「活性にごり 純米吟醸」も入荷しそうですし、新たに定番となった「完全発酵」もご案内できそうです。

ご期待ください!!

 
で、そのあと、正午前には秋田ビューホテルで開催されていた「秋田県清酒鑑評会一般公開」へ。

遅れての参加でしたので、ほどよく人数もはけてゆっくりきき酒できました。

昨年は米が堅くて溶けにくいといわれていましたが、今年はどこの蔵も米が溶けて大変だ、といっていましたが、その影響か、非常に早上がりで仕上がった姿のお酒が目立ちました。

どの蔵もめざすところは5月の全国新酒鑑評会なので、その頃にはピークを越えそうなほどのしあがりの酒が多い印象でした。

酵母も金賞をめざすために盤石の酵母を選択してくるので、非常に似たスタイルのお酒が目立ちます。

 

その中でも、蔵のスタイルが毅然とあらわれていたのが「一白水成」「雪の茅舎」「新政」「天寿」「春霞」「福小町」といったところでしょうか?

金賞を取ることと蔵のスタイルを定めることに矛盾なく進む蔵は、清々しく好感度大です。


左・飛良泉の遠田杜氏、右に天の戸の森谷杜氏、真ん中に秀よしの石沢杜氏、とおもしろい構図。

石沢杜氏の頭ごなしに見えて、3人が絡んでますので(笑)。

 
しっかりと昼食と休憩の時間をとって、帰りは「千代緑」さんへお酒を取りによって来ました。

甑倒しどころか、すでに皆造しておりました。

日程の都合上、秋田県清酒鑑評会へは出品できませんでしたが、全国新酒鑑評会にむけてはしっかり準備するそうです。

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