春スキーシーズン、どこか遠出したいなと思っていましたが、天候すぐれず、10日(火)のみ晴れ予報で森吉山めざし、阿仁スキー場に向かいました。
途中、R105沿いの仙北市西木町は前日の雪が数十センチも積もり、除雪車が出るほど!
朝はマイナスに冷え込んで路面はあちこちで凍結し、夏タイヤに替えた車もあったのか、あちこちでスリップ事故。
それでも峠越えは車少なく快適にドライブです。
大覚野峠を越えてすぐの「道の駅 阿仁」までくると、前日の雪はさほどではなかったようですが、田んぼにも軒先にもまだ雪が多く残っています。
入り口には「動物注意」の張り紙。さすが、マタギの里です。
日陰ではアイスバーンになっている道を気をつけながら阿仁スキー場着。
看板犬の秋田犬「北斗」がお出迎えです。
この時期はゴンドラが動くのは土日のみで、平日は雪上車(CAT)でゴンドラ終着駅まで運んでくれます。
杉帯~白樺~ブナ帯~オオシラビソ(青森トドマツ)と標高が上がるごとに木々が変化していきます。
実は、この日地元ABS秋田放送のニュース取材のためにCATが稼働したのですが、それに便乗させてもらった形になりました。
ABS様々なので、気持ちよく取材にも協力させてもらいました。(早速当日の夕方6時からのニュースで放送されたようです)
8~9日の寒波のおかげで、樹氷がちょっとだけ復活しています。
CAT道をはずれると、つぼ足ではひざまで埋まるほどの積雪量。期待を込めながら山頂に向かいます。
スキーをはいてもブスッと足首まで埋まる雪の上を一歩ずつ擦りあがります。
ABSのクルーとは別に、新潟からの日本人と外国人の2人もCATに乗ったのですが、2人は森吉神社分岐から旧森吉スキー場に下りていったので、ここから上は完全独り占めです!!
ほどなく、避難小屋到着。
中に入って休むほどでもないと、すぐに進みます。
途中、先行者のスノーシューのあとが残っていて助かりますが、上には人が見えないので前日のですかね。
山頂直下の斜面には樹氷の子供が次々と。
それでも時間は正午を回って気温はプラスになったようで、ウエアを脱いでも汗ダラダラです。
ゆるめのほどよい斜面ですが、アイスバーンになったり、笹藪の上では踏み抜きそうになったり、春山らしい条件です。
前日までの雪で沈み込みながらのスキー歩行はここに来て太ももに効いてきます。
それにしても、この時期に樹氷帯をぬって歩けるなんて想像もしていなかったので、気持ちはルンルンです。
ゴンドラ終着駅から1時間ちょっとで山頂到着。
このドピーカンの下、山頂も眼下の光景も独り占めです!!
帰りはスキー大滑降、といきたかったものの気温が上がってストップ雪となり、途中登り返しの地点も2カ所あるので、スキーを脱いで埋まりながらつぼ足で登り返したりしながらボチボチと下りました。
すっかり気温が上がって、途中の樹氷も落ちてしまっています。
滑りの快感はイマイチでしたが、この時期、しかもこの日しか味わえない景色をみせてもらって大満足の山行となりました。