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コラム[ローカル]

Column[local]

富士登山-観光化とはいえたっぷりの登り応え- ①



名古屋に出張の用事があったので、その帰り、1日休みをもらって富士山に登ってきました。

21日(土)、名古屋から新幹線・東海道線・身延線を乗り継ぎ、夜遅くにJR富士宮駅前のホテル着。

富士宮駅発8時のバスで富士山富士宮口5合目へ向かい、2時間弱。なんと、標高は2,400mです!

もうね、道路は富士宮駅からもうひたすら上りです。延々、延々、ひたすら上ります。バスも無理して踏み込まず、急カーブや急坂はゆっくりゆっくり上ってエンジンに負担をかけすぎないように気をつかっているのがわかります。2時間上りっぱなしで鳥海山の山頂よりも高いところまで連れてってくれるのだから、スゴイもんです。

富士宮ルートは富士山頂から真南に位置し、4大登頂ルートの中でも最短の登山道です。

富士宮市には富士山本宮浅間神社があり、富士山表口として古くから伝統の登山道として知られています。富士宮口を使う人たちは中部・関西方面の方がほとんどのようです。


バス乗り場から山頂見上げましたが、ガスの中・・・

下界が朝から30度越えで、太平洋からの湿気を含んだ熱気が富士山にぶつかって雲となり、このところ、姿がなかなか見えないようです。

それにしても、ずっと腰をそらして見上げないといけないくらいの急斜面です!

バス駐車場も5合目レストハウスもよく作ったな!

 
荷物をレストハウスに預けてゆっくり準備に取りかかります。

スタート地点で標高2,400mですから一番心配なのが高山病。いきなり登りはじめずに30分~1時間ほどダラダラと体を慣らしてから午前11時スタート。

登山口には富士山保全協力金を求めるテントが。はい、私はちゃんと1,000円払いました。

レストハウスで求めた1mチョイの中型金剛杖を握りしめながら。


登りはじめて10分ほど。6合目までの肩斜面にはご来光を拝んだ後、下山してくる人たちがゾロゾロいます。土曜日に登って上の小屋泊、日曜日ご来光を観て下山と土日でさぞ激混みだったことでしょう。


息を切らさないようにゆっくり30分かからずに6合目小屋。

ここから斜度が一気に上がります。


いくらか視界は広がりましたが、山頂は見えません。


登山道、危ないところはありませんが、とにかく急斜面!30~40度ほどの斜面をジグをきって登ります。ひたすら上ります。ただただ登ります。

ひっきりなしに下りてくるのをかわし、ゆっくり登るツアーや女性グループ、親子グループをジワジワと追い越しながらただただ登ります。

富士登山は在日米軍の訓練でもあるらしく、うじゃうじゃいます。


新7合目を過ぎると、眼下に江戸時代に大噴火した宝永火口が雲の晴れ間から顔を出してくれました。7合目にこんな大きな火口があるのだからさすが富士山。

 
6合目から新7合目まで1時間。新7合目から元祖7合目まで1時間。元祖7合目直下には標高3,000m標識が。

ここで半分です。


ここから写真の3人パーティーと追いついたり追い越されたりしながら9,5合目まで。

私はとにかく息が上がらないようにダラダラと脱力モードで1歩ずつ進みますが、若い3人組(女性1人含む)はガツガツ10分ほど登っては休み、また登っては休み、8合目、9合目ではかなり長く休み(笑)、9,5合目には同着という登り方でした。若さとはいえ、疲れる登り方のような・・・


8合目小屋手前の岩場にイワヒバリ。つがいか?


小屋まで200mの標識が出てあと少しなのですが、ここからが長い。(笑)


小学生低学年か保育園か?という小さい子を連れた親子連れの多いこと!そうか、夏休みに入ったのですね。

疲れて泣き出す子供があちこちにいて、楽しさより苦しさの方が大人になって記憶に残るのだろうなと思うと複雑な気持ちになります。


少しだけ傾斜が緩くなって頭上に9合目小屋が見えたと思ったら、ガスが晴れて山頂までスカッと見えました!  まだまだ遠い・・・


小屋下200mまでくると直登のようになってます(笑)

 

 
4時間近くかかって9合目。

下りてくる人の数も減り、登山道も小屋前の休憩スペースも空いてきました。

イワヒバリがすぐ目の前で虫を捕まえて食べてます。捕まらないと思ってるんだな。

 
9合目過ぎはまた1段階傾斜があがって1歩の歩みが鈍ります。

空気は薄いのも実感できて、ちょっとの加減ですぐに心臓にきてゼーゼーします。

枕木で作った段差、岩の段差、ひたすらのもも上げにウンザリしながらやっと山頂直下200m。

 
山頂前の最後の鳥居が!

思わず後ろをふり返るとポツポツと人の影。


登山道を上りきったすぐが、今晩お世話になる「頂上富士館」さん。


おぉ、そしてすぐ目の前が「頂上浅間大社奥宮」でした。

閉館直前で駆け込み、金剛杖に押印をいただきました。

奥宮のすぐ裏側は富士山頂の火口です。


日本最高地点3,776mの剣が峰も迫っています。

登りはじめから山頂までおよそ6時間。標高差1,400mあまりを標準タイムで歩き時間5時間30分らしいので、まあまあでしょう。

それにしても、さすが富士山。登りはじめから山頂までがらがらの砂礫と砂と溶岩のみで、ただひたすらの急登。

足元を見るか急斜面をぐいと見上げるかで首が疲れました。(笑)

夜はゆっくり休んで、明日はいよいよご来光か!?

(続く)

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2017年10月22日以前の投稿
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