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初秋の白馬を縦走する ~雷鳥に出会えたよ!~ ④


白馬山荘を出て白馬岳~三国境~小蓮華岳~白馬大池とここまで3時間30分あまり。

実に気持ちのいいアルプストレッキング冥利に尽きる、稜線歩きを楽しんできました。

大池湖畔の大池山荘前から今来た道をふり返った光景です。

明日には台風の影響が出るということで、テントを張っていた大学山岳部のメンバーなどみんなが下山準備です。


我々も小屋で温かい珈琲を飲んで一息ついてから下山です。


池を回り込んで乗鞍岳方面に向かうと、ゴロゴロの岩だらけの道です。


池にはコチドリがエサの昆虫を探しているようです。


麓の気温があがってガスがガンガンあがってきて、あたたかい霧が冷たい山の冷気に冷やされて湿度100%で今にも雨に変わりそうな見通しの悪い登り道で、ハイマツの上に動く固まりがあります。


グッと望遠にしてみると、いました、雷鳥です!!


まだだいぶ距離があるので、ガスガスで見えにくい。


オッ!岩陰にヒナが2羽見えます。


ヒナがチョコチョコ動いていますが、親鳥はこちらが少しづつ近づいているのに、まったく動じていません。


親鳥から数メートル離れたハイマツの上にも1羽。こちらも子供ですね。


親鳥の足元にはっきりヒナが見えました。冬になるまでには独り立ちしなくてはいけないのですね。


一昨年、北岳で目の前に雷鳥が飛んできたのですが、その時は人がケージで保護している鳥でしたので、自然の状態でお目にかかったのは初めてです。


ライチョウに会えた歓びを語りながら乗鞍岳を越えようとしたら、霧が雨になってしまいました。合羽を着て、カメラをしまってザックカバーを掛けたので、これからしばらくは黙々と下ります。

白馬大池までと登ってきた男性にすぐ先に雷鳥がいますよ!と話したら「雷鳥が出てくるということは雨なんだな・・・」と(笑)

ハイマツと奇岩の独特の景観と地形です。

白馬大池過ぎたらハイキングロードだろうとタカをくくっていたら、さすが3000m峰。ほどよく険しく岩岩岩のガツガツ下りが延々続きます。


天狗原という木道の湿原についてもうゴールが近いだろうと思っても、まだまだ下ります。


標高1000mを下りるというのは、やはり歩きごたえがあるものでした。

標高1800mの栂池自然園のロープウエイ乗り場まで7時間以上かかりました。

 

 

ロープウエイ10分、とゴンドラ30分を乗り継ぎ栂池高原駅まで標高1000mを一気下りで山行は終了です。

台風の影響で、2泊3日の南アルプスから、急きょ1泊2日の北アルプス・白馬岳縦走に切り替えたわけですが、登りの雪渓歩きとお花畑、日本一大きい山小屋での泊まり、山頂でのご来光、アルプスの醍醐味ともいえる快適な稜線歩き、そして雷鳥との出会いと、山の楽しさを凝縮した景観、そして歩き応え十分なコースで、楽しみつくした2日間でした。

南アルプスのいつかはリベンジで挑戦したいと思っていますが、今は白馬の思い出にひたりたいと思います。

今回もすばらしい山行でした。

(終わり)

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