五百羅漢から男岳山頂までザレた急な道が続きます。
見上げて思わずため息・・・(笑)
それにしても山頂直下は、すっかり冬の様相で紅葉の気配がまったく消えています。
途中見かけた樹は半分以上葉を落としていました。
もちろん紅葉のピークを過ぎてしまったことは間違いありませんが、先週の台風24号が秋をもっていったしまったようです。
急坂の中盤、にわかにあたりがかき曇ってきました。下界のコントラストがまた違って見えます。
ムーミン谷の向かい、女岳と小岳ですが、女岳の水蒸気噴気が面積を広げているようです。
いつ来てもここの登りは足にきます・・・
やっとこさ男岳山頂。
冬に向かう様相となった阿弥陀池周辺。上空から雲がかぶさってきました。
男岳西斜面のたざわこスキー場方面。標高を下げると紅葉がまだ残っています。
秋田駒ヶ岳最高峰、男女岳斜面はチングルマの紅葉だけを残しています。
雲がわいてきたので馬の背からの眺望は期待できないと阿弥陀池に下りてくると、救難ヘリ(?)が何度も何度も旋回します。
すれ違った人から、男岳で顔面を岩で打って血だらけの人がいて、救急の電話がつながらないと聞かされましたが、ここまですれ違っていないので、下山したようですが・・・
阿弥陀池避難小屋下に回り、再びチングルマの紅葉に突入します。
見納めの赤です。
旧道を下りてヤブを抜けるとローソク岩と硫黄鉱山跡のスペシャルな光景が目に飛び込んできます。
やたら目立つ黄色。
紅葉と白い山の地肌。奥には笹森山の紅葉がつながっています。
赤も鮮やか!
旧道は一般道ではありません。雨や雪融けで流されていたり足場の悪いトラバースが続くので、くれぐれも自己責任で注意を怠らないように!
乳頭山まで奥羽山脈の北側が開けます。
標高1,400mアップの紅葉は残念ながら終わってしまいましたが、8合目周辺はピークを迎えていましたし、何より、お目当てだったチングルマの紅葉は見事な姿を見せてくれました。
一期一会、その年、その時期だけのスペシャルな風景を楽しませてもらい、今回もすばらしい山行でした。
8合目から下りる途中、笹森山の紅葉がきれいなので、思わず車を停めてシャッターを押します。
今回のNO,1でした。!!
(終わり)