9月に鳥海山で転んで肩鎖関節脱臼のけがを負い、鋭意リハビリで回復を図っているものの、完全復活までにはまだ遠い道のりで今年の紅葉登山は残念ながら無理のようなので、軽めに歩ける程よいハイキングコースを求めて、18日(日)は北秋田市の森吉山にある「安の滝」に出かけてみました。
例年より遅めの紅葉でこの日しかない!というピンポイントの休日だったため、駐車場は満車、しかたなく500mほど手前の空きスペースまで下りて車を駐車します。
トレッキングのバスツアーも何組かあり、さすがになかなかの人手です。
滝から流れる沢沿いを遡上していきますが、沢沿いの色づきはまだまだながら上を見上げると色づきが増しています。
見事な一枚岩をなめしたゆるやかな傾斜を水が流れていきます。
雪解け水や大量の雨の時は、ここにもなめ滝が出現するのでしょう。
トリカブトの花がまだ残っていました!
秋ですねぇ
彩り鮮やか
サワグルミ
エンレイソウ
30分強歩くと、木々の向こうに滝の姿が見え隠れしてきました。
安の滝の全景を眺められる展望地に着きました!
日本の滝百選で2位に輝く「安の滝」です。
鞍部に水を集めていっきに90mほどの落差で落ちていきます。
この展望地からさらに上に行けるようなので、登ってみました。
さらに進むと滝壺が!ここに下りられるんだ!!
上段の滝壺前から見上げると滝が迫ってきます!
広角でも全景を収めきれない大きさです。
地元の山岳ガイドさんから「安の滝は日本一だ!」ときかされていましたが、さすがの迫力に圧倒されました。
紅葉のコントラストは少し残念な年のようでしたが、ジャストタイミングで訪れることができました。
2車線道路から1車線舗装道路を4km、さらに未舗装路を3km、車同士の行き違いも大変です。そして最終駐車場から沢沿いのトレッキングロードを2km(標高差150mあまりを登って45分、スニーカーでもかまわないが滝壺までの最終上りが山道なのでトレッキングシューズがオススメ)。
北秋田市阿仁のどん詰まりからの山道なので、アクセスがいいとはいえませんが、だからこその環境と見応えが味わえるのでしょう。
紅葉の山を味わえ、見事な滝まで観ることができていい休日となりました。
帰りがけ、阿仁温泉またぎの湯でマタタビラーメンを食べたら、帰りの車に乗ってまもなく、体がポカポカに!汗まで出てきてあわてて車を停めてトレーナーを脱ぎました。笑
マタタビ、すごいな!
その日の夕食は、前日から泊まりで八戸に出かけていたノンアル担当が魚を買ってきてくれて、お腹いっぱいのお刺身でした。