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初秋の白馬を縦走する ~白馬大雪渓~ ①

9月1日(土)午後からのD社株主総会に出席後、商品整理や引き継ぎの準備をした後午後6時就寝、日付変わったばかりの2日(日)午前0時に起きてドサドサと車に荷物を積み込み、午前1時自宅を出発、途中仲間をピックアップして新庄経由日本海東北自動車道を南下します。

いろいろ悩みつつも、今年の遠征は南アルプスの甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳に決定し、2日(火)登山口の北沢峠入山~4日(火)まで3,000m2座を巡ろうという計画でした。

ところが今回の台風21号のおかげで、4日(火)は山は大荒れが確定、安全のためにも3日(月)には下山していなくてはいけない状態となってしまいました。

今回の山行も大曲の三浦師匠、協和の進藤さん、そして従兄の小泉の4人パーティーですが、アルプス経験の長い従兄から道中、予定変更の提案。

長い時間と距離をかけて台風に近い南アルプスまで出かけて、2座の予定が1座しか踏めないのであれば中途半端感にさいなまれること必至、ここは1日と2日の2日間でめいっぱい楽しめる別プランの方が絶対にいい!と判断し、google先生やkindleルートガイドなども参考に、北アルプス白馬岳(しろうまだけ)を縦走することにしました。

糸魚川ICを下りて、R148を約50km。日本海沿いの標高0mから標高900mの白馬村までひたすらな上り道!険しい山道が続く、フォッサマグマの核心部です。

白馬八方尾根スキー場近くの駐車場に車を置き、タクシーで登山口の猿倉温泉へ。


午前10時、突然の予定変更で遅いスタートでした。


スタート地点猿倉荘で標高1,263m。ムシムシする30度近い気温でしたが、山の中腹はガスで姿が見えません。


作業道をテクテク歩きますが、前日まで降っていたという雨の影響か、あちらこちら沢水全開です。


30分ほどで、本格的な登山道となります。


そしてまたまたの沢渡り。


1時間ほどで雪渓入り口にあたる白馬尻小屋へ到着。

いよいよ雪渓がはじまるわけですが、注意点がいろいろ書いてあります。

ここからが本番!と気合いを入れ直し、小屋を出てまもなく、白馬大雪渓が目の前に現れました。


日本3大雪渓のひとつで、もっとも有名な白馬大雪渓。

7月シーズンはじめの頃の半分以下に減ったということですが、9月に入ってもこの規模で雪が残っているのだから、さすがです。


雪渓最下部は割れていて、中はスゴイ勢いで雪解け水が流れ落ちています。

ということはこの雪渓の真ん中は空洞になっているというわけで・・・


雪融けのはじまった雪渓はスプーンカットになっているので、しっかり靴底をおけば心配なく歩けます。と、いうことで、アイゼン無しで登りはじめます。

思ったほどの斜度でもなく、雪がかたくもなく、登りやすいものです。もし滑って滑落してもホドホドで止まれそうな安心感もあり、楽しい雪渓歩きです。


歩きはじめは雪渓の左側を登りますが、雪が融けて地面が出始めた雪渓の際にはお花畑があらわれます。

 
シナノキンバイでしょうか?けっこうガスが濃いので遠目に眺めるだけです。


1時間ほど歩くと、雪渓の真ん中に中州のように地表が露出した地点があり、地表を踏みます。

そこから雪渓右側に導かれて雪渓右岸を上る秋道がはじまります。


30分ほど登ると、雪渓の突端があらわれました。


雪渓最上部のはずなのに、ガンガン水が雪渓の中に流れ込んでいきます。


傾斜の角度が一段と上がってグイグイと高度を上げます。


水の流れを横切って、岩室到着。ガスガスでスゴイ湿度ですが、気温が10度ほどまで下がったので、不快感はありません。


岩室の上部、崩れないように人が積み込んだ石垣の上に(上から落ちてきた?)巨大な一枚岩が!!

こんなのが落ちてきたらと思うと、ゾッとします。


視界は今ひとつですが、斜面にへばりつくようにお花畑が広がっていて、さすがに花の百名山です。


オクトリカブトもお花畑状態です。

(続く)

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