台風15号が抜け去った9月10日(火)、山の師匠の三浦さんと秋田駒ヶ岳に出かけてきました。郷は夜半に雨が降り夜明け頃にはあがったのですが、その湿気をたっぷり含んだ雲が気温の上昇とともに山に駆け上がってきて、標高1000m以上はすっぽりガスの中です。
いつものようにシャクナゲコースから入山。ノリウツギがまだ残っていました。
至る所で出迎えてくれるウメバチソウ
ゴマナ
タケシマランの実
ヤマハハコが群れております
オヤマソバ
コマクサも数輪残っていました。
焼森から横岳に向かうもガスに突っ込む感じです。
横岳から爆風の大焼砂を下りている時に、一瞬雲の切れ間から女岳(めだけ)の裾野がチラッと。
大焼砂の雲の流れ。爆風下なので、音量注意。
ムーミン谷は雲が地面まで下りきれず、明るい空間が残っています。なかなか味のある谷歩きです。
ミヤマアキノキリンソウ
ウゴアザミ
ヨツバミヨドリ
フデリンドウ
ノコンギク
サラシナショウマ
ムーミン谷から男岳分岐の急登を上り、阿弥陀池へ。ガスの幻想的な光景です。
阿弥陀池避難小屋下の浄土平に下りると、また別の光景が広がります。トウゲブキが残っていました。
ダイモンジソウもまだしっかりとした花が残っています。遅くまで雪が残る地形のせいですね。
ウサギギク
エゾツツジまで!!
一瞬の晴れ間から阿弥陀池避難小屋と横岳を見上げて
見事なエゾヤマリンドウの群生
まだピッカピカの元気な株も!エゾオヤマリンドウは山一円を彩っていました。
ハクサンシャジンもまだきれいに咲いています。
ベニバナイチゴの実発見!!
阿弥陀池避難小屋直下では、シロバナトウイチソウの大群落。見応えありました。
そしてオクトリカブト。この時期のトリカブトはリンドウと並ぶこの山域の代表選手ですね。妖艶です。
所々、紅葉の始まりが目に見えて1年の深まりを実感させてくれます。
眺望は残念でしたが、夏から秋に切り替わる季節の移ろいを肌で感じた山行でした。