先週19日(木)、岩手県八幡平の松川温泉を起点に、三ツ石岳~小畚岳~大深岳~源太が岳と周回で裏八幡平をプチ縦走してきました。
まずは松川温泉から三ツ石岳に向かって階段状の急坂を登ります。ブナ林に差し込む日差しが鮮やか。
登山道沿いはエゾオヤマリンドウの花が出迎えてくれます。
2時間弱かかって各方面からの分岐が交わる三ツ石山荘に到着。
山荘周辺の池瑭はほんのり草紅葉がはじまっていました。
山荘方山頂までの道沿いにはシロバナのエゾオヤマリンドウのお出迎えです。めだつ~~!
さ~て、山頂大地についてみると、紅葉はまだ2割ほどの状態でした。
昨年は同じ時期に来て真っ赤に紅葉していましたから、だいぶ遅れていますね。
雲の下に日が当たっている乳頭山と秋田駒ヶ岳。
実は山天気予報では、標高1500m近くは風速15mの爆風予報で、稜線を縦走できるか心配しながらの登山だったのですが、確かに10mを越える爆風にあおられますが、所々灌木帯に隠れる道では全くの吹きっさらしになるわけではないので先に進むことにしました。
時折色づきの進む木の前では思わず振り返ってしまいます。
だいぶ下りてきました。
少しの登り返しで小畚岳へ。北に広がる稜線沿いにはこれから向かう大深岳と右に張り出した源太が岳が見えます。
秋の深まりを感じさせる色づき始めた道を歩くのは気持ちいい!、といいたいところですが、常に爆風にさらされているので風の音がうるさい!
小畚岳から下って最低鞍部に来ると、朝からずっと雲に隠れていた岩手山山頂から雲がとれて神々しい姿を魅せてくれます。
来た道を振り返るとぽつんと岩山のある三ツ石山に日が当たっています。オオシラビソの斜面が八幡平特有の景観を醸し出しています。
日に輝く緑が本当に美しい。
大深岳から八幡平縦走ルートを右に折れて源太が岳に向かう稜線上から奥に岩手山が!風にあおられながらも踏ん張って写真を撮ります。
源太が岳山頂を下りて風を避けながら昼食を取り、あとはひたすら下山です。
7月末にはキンコウカの花で黄色になる湿原は草紅葉の絨毯です。
足場の悪い嫌らしい急坂をひたすら下りますが、朽ちた大木にツキヨダケが!夜来たら光っているでしょうね?!
今年はブナの実が大不作のようで、クマが里に下りてくる心配が大きいのですが、栃の実がまるで誰かが集めたようにごっそり落ちていました。
今回は、山の師匠の三浦さんと協和の進藤さんと久々3人での山行でした。
花の写真などまとめられたらあとでアップしたいと思います。