Loading...

コラム[ローカル]

Column[local]

THE DAYの鳥海山は波乱の幕切れとなりました(T-T)


6日(日)は予定のないお休みだったので、山に行こうかと考えて天気予報を見たら、太平洋高気圧の張り出し(いわゆる東風)の影響で、奥羽山脈は曇りと強風なので、晴れている日本海側の鳥海山を選択しました。

朝5時30分に鉾立に着きましたが、駐車場はほぼ満杯!センターとトイレのあるメイン駐車場と山荘上の駐車場は完全満車。ブルーライン沿いの登山者用駐車場に数台の空きがあり何とか停められました。

6時登山開始ですが、登山届を書く登山者ですでに渋滞。

ネジバナ?

花は少なめ、ほぼ終盤で、2週間後には紅葉がはじまります。

賽の河原でエゾオヤマリンドウが咲き誇ります。

ヤマハハコもてんこ盛り。

御浜小屋下でハクサンフウロ。

ゆっくり歩いて2時間弱で御浜小屋。

すばらしい青空で鳥海湖の向こうに庄内平野と月山もクッキリ!

朝日に照らされた新山もはっきり見えます。

御田が原を下りながら新山へ。人並みは途切れません。

七五三掛けからの新山。ここから上は崖沿いの道が崩壊し、新たに道が付けられたのですが、その道も雨での流出が激しく、山形の山岳会の人たちがコンクリートブロックを担ぎ上げて修復の真っ最中でした。ご苦労様です。

七五三掛けから見下ろした稲倉岳越しの秋田県側日本海。

七五三掛から千蛇谷に下りていく急坂は、雨で土が流されてけっこうきびしい道。コンクリートブロックがないと掘れてしまって足がかりがない箇所もあります。補修・修復が大変です。

100mほどおりて、かすかに残った雪渓を超えて上り返しです。ここでも人が連なっている(笑)。

雪が消えたばかりのところにハクサンイチゲ。

ミヤマトウキ。

ピンクのウゴアザミの奥に終わりかけのチョウカイアザミ

葉っぱからみてミヤマキンバイ?雪解けの遅い鳥海山ならではかな?

千蛇谷コースを上りきって山頂直下の大物忌神社そばで、わずかに残っていたチョウカイフスマ。

ここから山頂までガシガシの岩登りとなります。人の列が連なっているのがわかるでしょうか?まるで北アルプスみたいな人の波です。

大人のジャングルジムです。

垂直上りなので、あっという間に高度が上がります。

せっかく登ったのに、頂上手前でまた激下り!

でもって、やっと今年2回目の山頂です。

外輪山の向こうは日本海。

秋田側にかほ越しの日本海。海に突き出す男鹿半島と寒風山も見えます。

とにかく終始すばらしい天気で、ほどよく風も吹いて爽やかでこれ以上望めないようなTHE DAYでした。

人待ち状態の山頂をすぐに次の人に譲って、少しおりてから外輪山の七高山を見上げる。よく見ると人の波がクッキリと。

振り返って新山を見上げると人があちこちに・・・。さすが好天の日曜日。

新山と七高山との最鞍部にはまだ雪渓が。これは万年雪となるのでしょうね。

イワブクロ。

外輪山に登り返す急登にはイワギキョウ。

鉾立からのコースは山頂まで標高差1,000mほどですが、上ったり下りたりが繰り返しなので、累積標高差はかなりなものです。

外輪山までやっと上り返して見下ろす大物忌神社の奥には日本海。

新山方面をズームアップすると、人の波がわかりますか?

外輪山より矢島方面。遠くは低いところに雲が広がり、奥羽山脈は望めません。

ここまで6時間弱。ここでランチ。

昼食後、外輪山を回って下山しようと歩き始め、すぐにハシゴがあらわれます。上り下りの人で渋滞していて、ここで5分ほどの停滞。やっと落ちついて下りはじめ前の男性もハシゴを下りました。

数段下って地面に足が着いたようなので、わたしもハシゴを下ります。当然、下の人は移動したものと思っていたらまだハシゴに手をかけたまま止まっていて「痛い!」という声。そう、私が手を踏んづけてしまったのです。

「すみません!」とすぐによけたものの、気持ちは大ショック(;。;)

相手は何も言わず、下りていきましたが、こちらは気持ちが動揺してしまって、この人に追いついてしまったらイヤだなと思い、気持ちを落ち着かせる意味でも一呼吸置いて少し距離をとってから歩きはじめました。

「オレが人の足を踏んづけてしまうなんて・・・」と悔やみながらあるきはじめてすぐ、何でもない肩斜面のザレ地で左足がずるりと滑り、右肩から地面に崩れてしまいました。

コロナ渦の中、不摂生で人生最大体重と化した体は、肩には大きな衝撃でこれはマズイ!とまず思いました。右手で体を起こそうとしたら違和感があるので、ザックを背負ったままでんぐり返しをして左側から起き上がりました。

右肩にズゥ~ンという衝撃、これは確認しないと!とザックを降ろし右肩を触ってみるとけっこう盛り上がっています。

ヤバいな、これは右肩でザックは背負えないなと直感したものの、ここで救助要請したら、間違いなくヘリコプターでつり上げられるしかない、ヘリ救助費用も補償する山岳保険には加入しているものの、この程度で呼ぶわけにはいかない、何とか下山を試みることにしました。

ザックは左肩のみで、ヒップベルトをかけて、絶対に右手を使わないよう、左手のストックを支えに慎重に下ります。6時間かかった上りですが、下りは3時間かからないと思っていたのに、慎重に慎重を期して確実に下ります。外輪コースも岩場があちこちにあるのでマジ真剣です。


休憩もしっかりとりながら。伏拝岳からの左新山と外輪の稜線。

山形側庄内平野と日本海。

この後はザックに外付けしていた一眼レフカメラも携帯もザックにしっかり仕舞って、さらに気を引き締めます。

下山者みんなに抜かれまくって、5時間半かかって車までたどり着きました。

日本海に夕日が沈みそうな中、左手メイン操縦で帰宅。

変形した肩はそのままなので、翌日整形外科に行って、レントゲンの結果、肩鎖関節脱臼と診断されました。

そのままにしても肩は変形したまま靱帯がつながれば元には戻るとはいうものの、治りには相当時間がかかりそう。整体ではめることもあるでしょうが、周りの靱帯を傷つけるということでこれがクセになるということらしく、病院からは手術するのがいいのでは?とアドバイスされました。

地元の総合医療センターに肩の専門医が来るときに再診してもらうことになって、今は右肩安静中です。

太りすぎだ、年を考えず、などとの声も聞こえてきそうですが、一番の原因は心の動揺でした。あのハシゴで下をもう一度確認してさえいれば、と悔やまずにはいられません。

しばらくの間、家族や皆様に迷惑をかけながらとなってしまいます。

まぁ、早くに再診してもらって、できるだけ早く完治したいと思っています。

以前のブログはこちら
2017年10月22日以前の投稿
アキモト酒店
秋田県大仙市神宮寺162
Tel.0187-72-4047
Fax.0187-87-1020

・平日 9:00a.m-8:00p.m
・日・祝 9:00a.m-6:00p.m
定休日 第三日曜日
Connect
〒019-1701 秋田県大仙市神宮寺162
Tel.0187-72-4047
平日 9:00a.m-8:00p.m/日・祝 9:00a.m-6:00p.m
定休日 第三日曜日/Fax.0187-87-1020