1月28日、「刈穂」蔵にて我らのオリジナル企画酒「刈穂 昔生酛純米酒 出羽の雫」の酛擂りがありました。
30年以上続いている企画酒で、販売店自ら米生産者を捜し、米と麹と酵母、水だけで添加物を使用しない仕込みをお願いし、刈穂で唯一の酛擂りをする生酛仕込みとしてたくさんの日本酒ファンに支えられて続けています。
伊藤洋平社長自らも櫂をとり、仕上がりまで酛摺りしてくれました!
蒸し米と麹、水を加えて一晩おき、お米が水を吸って少し柔らかくなったところでの酛摺り作業となりますが、3つの半切り桶に分けて1つの桶2人づつの作業です。
うちのノンアル担当にも加勢してもらいました。
刈穂の山廃仕込み、そしてその進化系の新酒母仕込みは酛を摺らずに温度変化で米を溶かすプロセスですが、人為的に米を摺る生酛だと、酒母育成の過程が進みがちになるのですが、そこを温度を抑えてていねいに糖化させていくと、明らかに山廃にはない、きめ細かいうま味が生まれてきます。
今年は40分ほどできれいに擦り上げました。(写真の時のみマスクをはずしています)
これから30日以上の酒母育生を経て、本仕込みとなり、新酒のしぼりが3月下旬となりますが、今年はしぼりたて新酒生原酒の発売も予定しています。
お楽しみに!!