今日は出羽鶴蔵で「やまとしずく」のもと摺りがありました。

今月末までの２ヶ月の予定で蔵で研修しているフランス人のジベも張り切って参戦です。

前日に蒸した酒米９０ｋｇに１００Ｌあまりの水を加え、それを４個の半切り桶に分けるのですが、摺りはじめは米が重くて苦労します。

５～１０分がんばると、水分が出てきてだんだん楽に櫂が入れられるようになります。

伊藤洋平社長も参戦し、一運動です。

いい加減まで摺りできた頃、秋田の蔵見学にきている東京の酒販店、IMADEYAに勤めている西尾さんとアテンドしているうちの娘が合流。

フランス人のジベにプラスしてフォトジェニックでございます。（笑）

上がもと擂りのはじまりの時の米の状態。

で、こちらが３０～４０分ほどみんなで交代しながら摺り終えた状態。ほどよくトロトロです。

こちらを１週間以上打瀬をとって（山廃仕込みのように温度の上げ下げをしてお米を融かす必要がないので、５度程度の雑菌はわきにくいが乳酸菌は活動しやすい環境にして）、酵母添加～酒母の完成へと導きます。

蒸し米をさらして摺るわけですが、亜硝酸～（自然の）乳酸発酵によって雑菌の繁殖は抑えるのでノープロブレムです。

こうして、人の手で摺った生もとの酒母と温度変化で米を融かした山廃の酒母では、明らかに酒の味わいに違いが出ます。

たぶん、人為的に米を摺った分、はじめの打瀬が穏やかな温度変化でいいので、そこが大きく影響しているのではないか？と勝手に考えているのですが・・・・

ともあれ、今季も無事にもと擂りが完了しました。

あとはじっくりいいお酒に育ってほしいと願っております。

　　
やまとしずく　生もと純米酒　　
　１，８Ｌ　￥２，７００　（消費税８％込み価格）
７２０ＭＬ　￥１，３５０　（消費税８％込み価格）

地元南外産契約栽培美山錦６０％精米、協会９０１号酵母使用

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２月の営業について

２月１８日（日）　第３日曜日に付きお休みさせていただきます

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当店のこのブログは、昨年３月分までは、消費税５％込みの総額表示にしておりまます。

過去ログも本当はさかのぼって８％込み価格に訂正するべきなのでしょうが、とてもそこまで手が回らないのが現状です。

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