この冬のゆきの多さで、里山の春は昨年よりは遅いだろうと予想していましたが、10日(日)からの夏日となる高温に、一気に花が開きだしているに違いないと、11日(月)、店を開ける前に神宮寺嶽に登ってきました。
2年連続で梵天奉納がなかったせいか、登山道の整備はなく、登山口の鳥居の前は残念な姿に。
キクザキイチゲ
エンレイソウ
カタクリ。少しピンぼけ・・・。
沢のある窪地には雪がまだまだ残っています。
嶽という字には磐の山という意味があるだけあって、表土の少ない急斜面はたくさんの樹が地表からはがされています。
1kmあまりの急登の一気登りで山頂へ。
北側斜面をのぞくと、イワウチワのお花畑です。
昨年は9日に登って、盛りを過ぎたところでしたが、今年は11日の今日で咲き始めの勢いのある満開です。
眼下を流れる雄物川。
雄物川の本流からはしっかりにごった栄養分のある雪解け水が。
強酸性の玉川温泉から流れる水を中和して放流される玉川は、深い青をたたえた水。
合併で今はなき神宮寺小学校の校歌に歌われた「雄物と玉の 水ぬるみ」が眼下に広がっています。
川に向かう急峻な斜面に足がすくみます。
斜面を見上げて、花の乱舞が写真でわかるでしょうか?
しっかり花が開くと、花の色は白になります。
頂上に戻って南側斜面に下りてみると、まだ開きはじめでピンクの残った花の数々。
そんな中、キレイな濃いピンクの花も!
南側はこれからまだまだ花が開いてきそうです。
イワウチワは、気温が高いので、あと1週間ほどの間におしまいになってしまうと思われます。
ご興味ある方は、お早めに!