28日の夕方、秋田市にお酒の配達に走ったその足で青森市内のホテルにチェックイン。
朝7時にホテルを出て、八甲田ロープウエイ駅へ。
隣にある八甲田山荘内の八甲田ガイドクラブにBCツアーの申し込みをして、9時始発のロープウエイに乗るための列に並びます。
スキーやザックをもったまま100人ほどのギュウギュウ詰め状態で10分、山頂駅に到着です。
標高1300mの山頂駅は気温-5度ほど。
手前赤倉岳~井戸岳~大岳を望む。
この日は八甲田最高峰の大岳をめざして歩き、裏側に回り込んでの滑走です。
ロープウエイ駅からスキーを担いで10分ほど登り、田茂包岳山頂から一度滑り降り、数分歩いてもう一滑り、鞍部でシールをつけて登りはじめて30分ほどでの休憩地点。
この日のツアーは、八甲田ガイドクラブのみでスキー、スノーボードそれぞれ15人ほどでしたが、春山登山シーズンに向けたルートの旗立てボランティアの人たちも多数登ってきました。
山並みの向こうに津軽富士と呼ばれる岩木山がうかんでいます。
休憩後は沢伝いに急登を30分!息が上がります。
大岳下の避難小屋前で2度目の休憩。
ガイドさんも上着を脱ぎ、パンツのファスナーも開けて春仕様の登りです。
陽の当たる井戸岳の斜面は雪が消えています。
これから向かう大岳の斜面は3日前に降った雪がオオシラビソ(青森トドマツ)に付き、少しだけ樹氷化しています。
斜面はガリガリ、シールとエッジを効かせながら慎重に登ります。
大岳を回り込んで頂上直下の8合目からの景色です。
シールをはずしていよいよ滑走準備です。
ガイドの後ろには小岳、その向こうが高田大岳。
先行したガイドさんが全員の動画を撮ってくれましたので、私の滑り部分を抜粋。
最初の右画面に逃げていたのが私です。そっちの方が雪がよさそうだったので。
滑りやすいザラメ雪でした。気持ちいい~~!!
この斜面一滑りだけで、ここまできた甲斐があったというものです。
ここからリフト2本分はありそうななが~い緩斜面をクルージング。
これも気持ちいいです(^_^)
そしてたどり着いた急斜面。
上からは下が見えない30度以上の傾斜!
まっすぐ滑り降りてくるのが私。
ここの斜面はザラメ雪の表面が凍ったフィルムクラストになっていて、スキーがメッチャ走ります!
少し抑えめに滑ると、滑りではがれた表面がザアッ~と流れる音がして、気持ちよさMAX!!
スキー隊のあとから滑るスノーボード隊。
雪面が軽く凍って輝いているのがおわかりですか?
このクライマックスを終えたところで昼食タイム。
南八甲田の方にはいくつかの巨大風車が見えています。
今、八甲田には巨大風力発電の計画が持ち上がっていて、ここから見える稜線上にすごい数の風車が立ち並ぶことになります。
自然エネルギーの活用はほんとうに大切ですが、景観はあまりに寂しい・・・。
昼食後は、オオシラビソの森を下って、ブナの中へ。
標高が下がって気温も上がり、雪は少し腐れ気味。
木立から差し込むやさしい日差しを浴びながらゆっくりと下ります。
ツアーの終点は箒場のレストハウス。
ここは八甲田ガイドクラブのガイドさんの一人が経営しているお店ですが、今日から開店準備に入ったばかりということでした。
ここにバスが待っていてくれて、ロープウエイ駅まで送ってくれます。
天気も雪もサイコーの八甲田でした!!!
春スキーはまだ終わらない(*^▽^*)?