11月5日(日)はお休みをいただき、岩手山に出かけてきました。
山登りももう終わりのシーズンで、なんとか2000m峰に登りたいと考えていましたが、鳥海ブルーラインが冬期道路閉鎖となり、日帰り2000mは岩手山一拓となり先週のリベンジです。
朝6時30分、馬返し登山口スタート。
すばらしい天気です。
登山口を過ぎるとすぐにブナの林が続きますが、すっかり葉を落として冬間近の装い。
ブナの実なりも皆無でクマの心配はなさそうですが、単独行なので熊鈴はつけています。
花もないので、ガレ場が続くものの見通しのよい旧道を選択。
3合目からの振り返り。姫神山は顔をだしていますが、盛岡市や平野部はまだ霧の中です。
5合目あたりは、行く手を見上げると、どこを進めばいいかも迷うガレ場が迫ってきて気持ちが一瞬萎えます(;。;)。
が、不安要素も含め、いろんな感情をグルグル抱えながら自問自答して体を動かすのが、単独行のいいところで、気持ちの整理がつき、精神の健康にとってもいい気がします。
6合目からの振り返り。
平野部のガスもだいぶきれてきましたね。
8合目避難小屋。
水は止まり、トイレも閉鎖されて寒々しい。
8合目から見上げた山頂部のお鉢ですが、下からガスが吹き上げています。
下りてきた人からは「山頂、この時期らしいあいかわらずの爆風なので気をつけて!」の一言。
山頂部お鉢まであがると風速10~15mほどの強風がガスとともに吹きあがってきます。
まぁ、とにかく寒い!気温0度に近いんじゃないでしょうか?
カッパを着込んで頭までかぶり顔を保護して、防風手袋をします。
風もガスもますます強まって一瞬立ち止まって構える位になってきました。
先月に降った雪が少し斜面に残っています。
が、山頂まであと10分ほどのところで風が少し弱まって一気にガスがきれてきました!
晴れてるうちにと必死に急いで山頂へ!
晴れててよかった!!
八幡平方面が一部見下ろせただけで周囲はほぼガスでしたが、いいタイミングでした。
写真を撮った1分後にはまたモーレツなガスと風!
頬をたたく風の冷たさに即退散です。
お鉢を半分くらい下りると穏やかなものです。
登山天気では岩手山山頂部晴れで風速5m予報でしたが、だまされていけませんね。
8合目避難小屋に戻って昼食。
年に1~2回のバーナーでお湯を沸かしてカップラーメン。
冷えた体にほっとする暖かさでした。
下りも見通しのきく旧道を選択。
予報通り午後からは下界でも雲がわいてきました。
自衛隊の演習場からときおり響く戦車からの砲弾と機銃掃射のような連続音に混じって、雫石町の広報車から「子熊1匹の目撃情報がありました。お気をつけください!」のアナウンスが!!
太陽と陰による白いダケカンバの幹が妖艶です。
望遠にしてみるとゾクゾクします。
5合目までは順調に下りてきたのですが、突然足に力が入らなくなり、ヒザのバネもきかず以降はヨレヨレのロボット状態での下山となりました。
スクワットをさぼっていることが完全に露呈しました・・・。(;。;)
それでも昨年7月に岩手山に登ったときより1時間近く時間は短縮していたし、今季初めての2000m峰で、標高差1500mあまりの登山ができたのでまだまだいける感触はつかめました。
バックカントリースキーシーズンに向けて、体作りがんばらないといけないなぁ。
写真は帰り道にある、小岩井牧場の有名な一本桜。