2月18日(日)の定休日は、店閉店後に移動して青森市内に一泊。朝早く準備して、八甲田山に向かいます。
山のゲートが開くのが7時30分。40分前に着いて10台目くらい。ゲートが開く頃には果てしないクルマの列になっていました。
八甲田ロープウエイ駅にクルマを停めて、となりの八甲田山荘でガイドクラブのツアーに申し込み、お湯をもらったり、着替えたりして準備を調えてロープウエイ駅の乗り場に並んだのが7時50分。
9時、ロープウエイの運行開始ですが晴天の日曜日とあって長蛇の列ができ、8時45分から1便が動き出しましたが、私が乗り込めたのは3便め!
こんなに混んでいたのは初めてです。私が乗り込んだときの場内アナウンスは「列の最後尾は90分待ちです」でした・・・。
山頂駅周辺はまだマイナスの気温でしたが、樹氷がだいぶ落ちているようだし、駅舎も凍っていませんね。
駅舎から外に出てすぐに目につく岩木山。
すばらしい快晴!!!
ロープウエイ駅のある田茂茂岳山頂まで歩いて登り、赤倉岳を南にみながら今回は「八甲田温泉ルート」を滑ります。
八甲田ガイドクラブも今日は参加者が多くて、スキー隊2組、スノーボード隊2組、それにプライベートチームもあって総勢50名を超えるような編成ですが、それぞれ別ルートで歩くので、斜面がひどく食い荒らされることがありません。
今回のチームは初心者多めで年齢層も高め、14人の参加者に3人のガイドがついてくれています。
手前から赤倉岳、井戸岳、最高峰・大岳のならび。
我々は赤倉岳の左手に向かっていくために、スキーにシールをつけます。
30分ほど歩いて、赤倉岳の裏斜面を仰ぐところまで来て、ここからシールをはずして滑り出します。
樹氷はすっかり落ちてしまっています。
1本目の大斜面は、誰も踏んでいないちょい重めながらすばらしいバーンを堪能しました。
そこから少し横移動しての次のバーンがこちら。
雪はさらに重くなり、スキー操作に気を使いながらも楽しかった!
私はガイドに続いて2番目におりたのでもうまっさらな斜面にシュプールを刻んで大満足です(^_^)
前岳を抜けると、青森市街地と陸奥湾、その向こうに下北半島の恐山!
北海道まで見えそうです。
白樺帯の緩斜面に入ると、気温はさらに上がり明らかなプラスの気温。
雪はしっとり湿り気を帯びてまったく滑らず(;。;)
ガイドの滑った後は進みますが、新雪を踏むと“妖怪板つかみ”が突如現れてピタッと止まり、つんのめりそうになりながら進みます。これ、地味に足にきます・・・。
滑らない雪と格闘しながら無事にゴール地点へ。
ここでバスにピックアップしてもらって、ロープウエイ駅まで戻ります。
山を滑っている時点で、風が強くなってきて気にはなっていたのですが、晴れているのに強風のためロープウエイは運休となり、午後のツアーは中止となってしまいました。
残念ではありますが、実はラッキーでもありました。
実は、元々この日は「奈良美智展」を観に行こうと二人で相談していて、ホテルを予約する直前に諸事情で中止することになったため、一人だったら天気も良さそうだし山に行こう!と八甲田BCとなったのですが、午後の空いた時間で山を下りて「奈良美智展」に行ける!と青森県立美術館に向かいました。
時間がないので、昼は山で食べるつもりだったカップラーメンとパンをクルマの中でかっ込み、市内へ戻り返します。
青森県美は大混雑!
三内丸山遺跡のそばで市内から少し離れているので、駐車場はいっぱい!
次から次へとタクシーが着いて、どんどん人が降りてきます。
女性率80%の中、入ったエントランスがこんな感じ。
エレベーターで地下に降りて巨大な空間が待ち受けています。
これは最新作か?
圧巻の展示です。
幼少期に描いた画まで相当な量で展示しています。
絆創膏は本物でした!!
レコードジャケットが一面に!
年齢も近いので、自分とかなりかぶります(‘-‘*)
広~い会場で、相当な人がいるのでしょうが、中はそれなりに空間もあり密集感はありませんね。
今月いっぱいの開催ということで、全国からファンがたくさん訪れていたことでしょう。
10年ほど前、十和田現代美術館での展示には出かけていたのですが、青森県美は初めてでした。
山とアートと掛け持ちできた、すばらしい休日となりました!!!