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コラム[ローカル]

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花・景色・雪 全てが楽しい秋田駒ヶ岳



昨日4日、日曜日でしたが、月初の月曜日より店を離れやすいということで、師匠の三浦さんと2人で秋田駒ヶ岳に出かけてきました。

1日(土)山開きしたので、土日は午前5時30分で8合目までの登山道が規制となるため自宅4時出発、登山道5時で8合目まで車であがりました。

今シーズン、夏山のはじまり!というはなやかな気分です。


登山口入り口には女岳の活動について新たな注意看板が立てられていました。


いつものように一般的な新道コースではなく、シャクナゲコースにルートをとります。

歩き始めて数分、赤倉沢の谷筋は上から下までまだびっしりと雪が張りついています。


途中、ある笹だけだけものすごい勢いで花を咲かせていました!

こんなに咲くものですか! 竹の花は百年に一度といわれていますが、その勢いを感じさせる生命力です。


赤倉沢の向こうは、タカネザクラが満開です。

登山道、いたるところサクラでいっぱいです。


北斜面、日陰、沢過ぎは相当の残雪量です。


シラネアオイの群落を抜け、タカネスミレがまだつぼみの焼森まで来ると、ド~ンと大展望。

右に最高峰の男女岳~阿弥陀池~その奥に男岳~横岳の秋田駒ヶ岳の主役たちがかまえます。


横岳から大焼砂に下りると、秋田側には男岳と女岳の合間から田沢湖が見下ろせます。

風もなく、鏡のような水面ですね。


まだびっしり雪の張りついたムーミン谷をはさんで男岳と女岳の広がる山容の雄大さと美しさ。何回見ても格別です。


大焼砂からムーミン谷におりていく砂礫帯の中にはいくつも動物の足跡が。ニホンカモシカはもちろん、この大きな足跡はクマさんですね。昨年も毎日のように熊の目撃情報がありました。


ムーミン谷は入り口からもう雪です!多いわ!!

これだから、東北の初夏はスパイク長靴です。


女岳下の白鳥の雪型は、多めの雪でまだ太っています。


ムーミン谷から五百羅漢に向かう雪渓の切れ目にイワヒバリが!

まだちっちゃいです。


雪が途切れた平場に飛び込んできたのが、ミヤマキンバイのお花畑!!

いやぁ、こんなに一斉に咲き誇った光景は初めて見ました!


田沢湖をバックに、師匠もご満悦です。


登山道からふり返って女岳。

ヤマキンバイ~タカネザクラ~50年前の溶岩~女岳


ミヤマキンバイのお花畑を過ぎると、今度はしらねあおいのお花畑です!!

もう、男岳の斜面に向かって上の方まで紫が点々と・・・


一面のシラネアオイを楽しみに毎年ここにやってくるのですが、これだけ広い面積に咲き誇っていたのには感動しました。


残雪で登山道が途切れるため雪の消えた斜面を這いつくばって登って雪の上をわたります。


尾根にたどり着き、五百羅漢越しの田沢湖。


見上げるのはこれから登る男岳。30分弱ですが、手足を使っての登り甲斐のある急登です。


急登の中間地点で待ち受ける人たち。

この日は秋田県高校総体で、山岳部の大会会場でした。


所々、セクションの目印のゼッケンが。


下を見ると、続々とあがってきます。


男岳山頂で高校登山部の指導者OBの方らとご挨拶したあと、我々はすぐに阿弥陀池にむかって下ります。

この道もお花見ロードです。


阿弥陀池の奥には岩手の主峰、岩手山も。


阿弥陀意見までの下りで高校総体トップの大曲工業Aチームに追いつかれました。


阿弥陀池の木道に入ると、2番目の秋田南高校チームが。木道に入った途端走り始めます。

背中のザックは15kgほどの重さになっているそうです。

 
8合目までどう下ろうか相談し、阿弥陀池避難小屋裏の赤倉沢雪渓が下までつながっているのが確認できたので、雪渓下りを選択しました。

クラックができはじめています。


ここは冬の間、BCスキーで登ってくる沢沿いで、登山道ではありません。雪あればこその醍醐味です。


ひたすらに気持ちいい!!


斜度のいい具合になったところでシリセードで一気に下ります。

大人の遊園地です。(笑)


シャクナゲコースの登山道に戻ると。正面には乳頭山。


サクラ越しの笹森山。

花に魅せられ、景色に癒やされ、雪に戯れて、ただただ楽しい山行でした。

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