7月10日(火)の秋田駒ヶ岳山行、ガスに包まれた1日で花ばっかり見て歩いたので、まだ引っ張っています。
で、いよいよ最終回。
去るのが名残惜しいムーミン谷のお花畑を背に、男岳分岐の急登を登ります。
(この時期は女岳~五百羅漢~男岳のコースは花が少ないだろうと通常ルートです)
雪消えの遅い登りはじめは、シラネアオイがまだ挨拶してくれます。
なんと、タカネザクラもまだ花をつけています!
道すがら、ギザギザの葉っぱにこすり続けられたオニアザミ、ここで花をつけはじめているのを初めてみました。
ハクサンボウフウ?
エゾツツジの見事な固まりが映えます。
ムーミン谷から男岳分岐への急登を登り切り、今度は馬の背へ。
終始ガスの包まれてほとんど展望のない状態でしたが、一瞬、一陣の風でガスが吹き飛び、馬の背からムーミン谷が見下ろせました。
6月に毎年見事な花を咲かせてくれる馬の背のタカネザクラには、見事にサクランボがついています!
サンカヨウも実になりました。
馬の背をわたり、阿弥陀池に下りてくると、ショウジョウバカマもまだ残っています。
阿弥陀池小屋の裏側、旧道に下りる湿原はまだ雪が消えたばかりでお花畑になるには早そうなので、新道に向かいます。
阿弥陀池沿いにはハクサンシャジンが咲きかけていました。
そしてそして、ミヤマウスユキソウが顔を出してくれました!!
可愛い可愛いエーデルワイス♡
個体数は少ないので、よく探しましょう。
ヤマハハコもきれいに咲いています。ここは季節が早いですね。
新道沿いのシャクナゲの群生部分を動画で。
こちらはコバイケイソウの密集地帯。
ニッコウキスゲにはこの一帯はまだ少し早かったですね。
梅雨の合間の曇り空の下、展望がきかない代わりに花に満たされたすばらしい山行でした。
ここに取り上げなかったカラマツソウ、ミヤマカラマツ、モミジカラマツ、マルバシモツケ、トウゲブキ、など、春と初夏と夏の花が混じり、さすが花の百名山です。
堪能させていただきました。