登山口の猿倉山荘から1時間ほどで白馬尻小屋、そこから1時間ほど白馬大雪渓を上り、雪渓のきれた秋道をさらに1時間で岩室、急斜面のお花畑をさらに1時間登ってもう稜線に出るだろうと思ったら、夕方近くなってガスもキレてやっと稜線上の白馬頂上宿舎の姿が!
しかしここからも長かった。稜線までさらに1時間以上かかったようです。
標高2,400m~2,700mのグリーンバンド地帯には、まだまだ雪渓が残っていました!
白馬大雪渓はきれても、稜線直下のあちこちに残る雪渓から、雪解け水がどんどん出ているのですねぇ。
さらに1時間かかって、頂上山荘へ。標高2,700mほどでここからは稜線歩きとなります。
朝鮮に出る前の雪渓越しに、この日泊まる白馬山荘が見えました。
最後の上りで標高2,800mの山荘をめざします。
山荘の奥には、白馬岳山頂も見えています。
休憩や昼食タイムを入れて、出発から7時間近くかかってやっと到着。
部屋にはいって荷物を下ろしたらほどなく夕食の時間となりました。
この「白馬山荘」、日本最大の山小屋で最大収容人数は何と900人!台風が近づいているのと日曜の宿泊ということで、この日は100人程度だったような。
きちんとした大きさの敷き布団6枚に掛け布団と枕8枚の付いた部屋(押し入れ付き)を
我々4人でシェアできたので、大変快適でありました。
夕食
一般食堂では自販機買いの缶ビールのみOKで、生ビールやコースディナーなどを楽しめるレストランは別棟に建っていて夕食後はそちらに移動、生ビールや水割り、ホットココアなど楽しみました。
眼下には、町営の頂上宿舎と雪渓が見下ろせます。
この白馬山荘は昭和9年に地元白馬村の温泉旅館が、ヨーロッパのような高級山岳リゾートホテルをめざして建設したということで、その熱意が伝わる施設でした。
ぐっすり休んだ翌日3日(月)は朝4時30分起床。まだくらいうちにヘッドランプをつけて山頂からのご来光をめざします。
山頂直下の絶壁越しに雲が焼け始めてきました。
山頂から来た道をふり返ると白馬三山の山並みが。
眼下には昨日登ってきた白馬大雪渓が浮かび上がってきました。
雪渓最下降部と雪解け水の流れ込む沢。
雪渓の中心部をアップで見るとカッコ良さに震えます。
と周りを見回しているうちに、ご来光となりましたが、ちょっと雲が重なりましたね。
残念・・・
背後には剱岳~立山連峰が映し出されてきます。
と、午前5時を優に回って明るさが戻ると朝食が待っているので、急いで山荘に戻ります。
(つづく)