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発酵する冬枯れの稜線を歩く~真昼岳~


週明けからまた天気が下り坂らしいので、日曜日ですが午前中、真昼岳に行ってきました。

峰越林道で一気に標高900mまで上がれますが、途中標高500m付近がいい色づきになっています。


ピークは過ぎましたが、渓谷の景色もまずまずです。

 
10kmほどの砂利道を30分ほどかかって峰越口登山口へ。

この季節はスパイク長靴ですね。

 
北真昼岳を過ぎて登りにさしかかると、斜面がおどろきのコントラスト!

右が秋田県側、左が岩手県側となりますが、見事に植生が違います。
秋田側は一面ササに侵食されてしまっているようです。


音動岳までくると、雪化粧をした鳥海山が顔を出しました。


ピーカンとはいきませんが、風も思ったより落ち着いて閑かな山行です。


1時間半ほどで真昼岳山頂。

しかし、盆地に沈んでいた冷たい空気が陽に暖められて上昇しはじめ、鳥海山は雲に隠れてしまいました。いや、残念。


一息ついて、すぐに折り返します。

 
折り返しの音動岳の登り。来年も5月末にはシラネアオイの群生が楽しませてくれるはずです。


主に岩手側の斜面に多いのですが、ダケカンバの樹林帯でしょうか。

遠目にはモアモアして見えます。

稜線上は9月末には雪化粧となって完全に冬枯れしているのですが、落ち葉のたまる木立の下では、堆肥を作るような独特の匂いがして、稜線下のモアモアも見ながら、冬に向かって自然も発酵しているなぁ、としみじみと思うのです。


帰りは峰越名水でコーヒー用にたっぷり水をいただきました。


日の当たる斜面の輝きは気持ちのいいものです。

帰り道では、この道路沿いにすばらしくキノコが生えているという情報を聞いてプロらしく数人が登ってきたり、盛岡ナンバーのジムニー軍団10台以上がけっこうなスピードで駆け上ってきたり、オフロードバイク数台とのすれ違いで、この季節を味わいました。

雪が降る前に、もう一度くらい、どこかの山に行けるといいのですが。

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