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コラム[ローカル]

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八甲田 BCスキーパラダイス ②


2月26日(火)午前9時40分に八甲田ロープウエイ山頂駅を出発し、軽く登って軽く下って沢伝いを使いながら井戸岳を回り込んで高度を上げます。

今回のルートは「箒場岱ルート」を滑ります。

歩き慣れたガイドの足どりはリズム良く、心拍数も上がることなく気持ちよくついて行けます。

登るにつれて、空が広くなり、展望が開けていきます。

2度目の休憩は、大岳と井戸岳の鞍部にある大岳避難小屋前で。

登りはここでおしまいで、シールを外していよいよ滑走の準備です。

ボード隊は大岳斜面を少し登って、大岳から谷筋に落ちるルートをねらうようです。

我々スキー隊は、井戸岳を南に回り込み、まっさらな斜面をねらいます。昼近くなって、雲が多くなってきたのですが、時折雲が切れるとすばらしい光景が広がります。井戸岳から臨む手前が高田大岳、奥が雛岳。

クラックのない、まっさらな斜面を見つけて、まずはガイドが滑走します。ワクワク(^▽^)

私は2番手で滑走。ガイドのシュプールのないまっさら斜面を滑り降ります。少し硬めのバーンにうっすらとパウダーがつもる程度ですが、大自然の中のナチュラルバーンをまんま楽しめるこの一瞬は、何度経験してもちびるほどの気持ちよさです。

風にさらされてガリガリバーンの斜面も点在し、ガイドがていねいにどのコースを滑るか、探りながら何回か横移動。赤倉岳下の斜面にくると、山頂下には大きなクラックが口を開けています。ここも回避して雪の状態もいい沢筋狙いとなりました。

雪付きのいい沢筋を滑り降りてくると、樹氷は消え、青森トドマツがむき出しの林になります。雛岳がグッと近くなり、だいぶ標高が下がりました。



アオモリトドマツからブナ帯に変わる地点がチェックポイントで、ボード隊を待ちながら軽食。タオルにはさんでザックに入れていたバナナがやたら堅く、皮がむきにくくてバリバリ音がする。噛むとシャリシャリ!凍ってる!!

木々についた雪が落ちてそれが風に飛ばされたのか、斜面が一面ボコボコになっていて、「こんな光景は初めてみた!」とガイドがコーフンしていました。(笑)

7人のパーティの静けさの中に、ドヤドヤッとボード隊が滑り込んできて一気に賑やかになります。中国語・英語が入り乱れ、ラップミュージックまで垂れ流しで、スキー隊は喧噪を逃れて先に下ります。

ブナの幹につもっていた雪の固まりがその数日の暖気で一気に落ちているようです。ホント、春の様相ですね。

全然曲がらない硬めのバーンが、終盤にくると、この写真でわかりますか?完全にアイスバーンとなっています。スケートリンク状態!

疲れた足にこたえます・・・

ガイドクラブのバスにピックアップしてもらって、ロープウエイ駅隣のガイドクラブのある八甲田山荘まで送り届けてもらって、ツアーはおしまい。

昨年のようなパフパフパウダーとはいきませんでしたが、八甲田にしてはおちついた風と気温の中、快適なツアーができました。

自然の中を歩く楽しさ、いい斜面を探してくれるガイドのおかげですばらしい山行となりました。

もう少し寒さが待ってくれるとまだパウダーをねらえそうですが、気候のいい春スキーの楽しさも格別です。

ま、どうあっても楽しいのですが(笑)

5月までまだ3ヶ月、雪遊びが続きます。

(おわり)

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2017年10月22日以前の投稿
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