今回の長吉岱ルート、八甲田ロープウエイ山頂駅から歩いて滑って、登って1時間30分。赤倉岳と井戸岳の鞍部を越えて広大な南側斜面にとりつきました。いよいよ滑走開始で、ガイドさんがどの斜面がよさそうか探っています。
4月になっても降雪が続いたので、力をかけると沈むうっすら想いパウダーで、春特有のコーンスノーでもなく、テクニカルな雪面なので、気持ちスピードをセーブしながらナチュラルバーンを駆け下ります。
最初の滑りで雪面の感覚がわかったので、2滑りめはもっと攻めてみました。気持ちいい!!!
2滑りで一気に標高が下がって、高田大岳が近づいてきました。日差しも戻ってきました。
上空には黒い雲が流れて光の加減が常に変化します。雪面の状況も見極めにくく、1本勝負ですから滑り出しは慎重に。
標高1,000m付近まで下りると、山の見え方がまたグッと変わります。
樹林帯に入る手前でランチタイム。私は、朝弘前で立ち寄った吉野家の牛丼です。
これまでのツアーでは天候が悪くなかなか作れなかったというラーメンを仕込み中です。
登りながら探していたキクラゲがたっぷり入っています。
ランチ休憩中でも、元気のある数人は来た斜面を登り返して時間を惜しんで滑り倒します。
ランチ終了後は林間へ。標高が下がり、気温も上がって雪の状態は悪化、重いし曲がらないし滑らないしで、苦戦します。
あまりのストップ雪に、ワックスタイム。ガイドさんのもっている春用ワックスがスゴいんです。
気持ちのいいブナ林。
標高も800mだと、雲が抜けてすっきり青空です。
無事に楽しく環状道路まで戻ってきました。
山頂にだけ雲がかかります。
この季節、この日だけの一期一会のBCスキーならではの、楽しすぎるツアーでした。
(終わり)