月山スキー場リフトトップから1時間ちょっとに牛首下でシールが効かずずり落ちた斜面から這い上がるのに20分ほど。まったく無駄な体力を消費し、ゆっくり休憩後に、月山山頂への急斜面にとりつきます。
アイゼンを付けて登攀する先行者を見上げますが、写真では村内急斜面には見えないと思いますが、直登すると3~40度の見上げるような急角度。
斜めに角度をゆるめても、ヒーヒーいいながら大汗かいての登りです。
GWを過ぎると斜面上部は日が当たって雪が融けてしまうので、スキーをデポしてつぼ足で登山道を登るのですが、岩とハイマツが顔を出しながらも雪が繋がっているので、今の時期は山頂までスキーをはいたまま行けます。
急斜面と格闘して1時間弱、山頂台地までくると、山頂神社とその向こうに鳥海山が浮かんでいました。
.神社手前にある宿泊所は雪と風と氷が作り出したモンスターに覆われています。
神社が近づきます。
夏場はこの奥、神の領域となるのですが、雪に埋もれています。
神社奥の三角点の付近から鳥海山を望む。
山頂から360度の動画を。
向こうは新潟との県境となる朝日連峰。
山頂神社をふりかえります。
日本海からの強風が吹き付ける西斜面は巨大なシュカルブに覆われています。
日差しつきの帽子にフェイスマスクで紫外線予防。
軽くランチにして休憩後、スキーシールをはがしていよいよ滑走。雲ひとつない快晴で気温もグンと上がったこの日は、どんどん雪が腐れてきて一筋縄ではいかないスキー操作を強いられましたが、牛首までの急斜面は楽しかった!!
が、標高が下がるにつれ、雪の腐れ加減がますますひどくなり、スキーが埋まってしまうのでボーゲンさえ体力勝負となる厳しさで、姥ヶ岳に登り返してよりロングコースでと思っていましたが、即撤退を決めて、さっさと駐車場まで下りてきました。
それでも、無風・快晴・ドピーカンのサイコーの天気の下で雪遊びをさせてもらいました。楽しかった!!
帰りの日本海東北自動車道からの鳥海山。26日には鳥海ブルーラインが開通するので、いよいよ鳥海山BCスキーのシーズンとなります。
酒田~仁賀保周辺は、桜が満開!我が地域とは10日以上も季節が違います。
(終わり)