千年を超える歴史の中で形作られてきたワイン文化。気候、土壌、風土、品種、醸造法、熟成法など世界中での多様な経験から多くの法則も生まれてきました。

フランスのワイン法がその最たる例かもしれませんが、この土地のこの品種でこんな醸造法でこんな熟成をしてこんな価値のあるワインになる、という法則的な縛りが食文化の中でも浸透しています。

しかし、土地に縛られていた食文化は、世界の距離が近づくたびに入り交じり、交配し合い、新たな料理や食べ方を生みだしています。これまではこの料理だったらこんなワイン、という法則にのせられてきましたが、料理もワインも（もちろん日本酒も）もっと自由でいい！と、大きな声で言える時代になってきました。

それが現在のナチュールワインの世界的自然発生につながっているのではないでしょうか？

日本においても、ワインはやっぱりワイン用品種でないと、とか、日本のワインは熟成がな、とか、いろんなネガティブもありましたが、日本の気候風土に合った日本らしいワインを造ればいいじゃないか！というベンチャーが各地で生まれています。

日本のナチュールワインについては、おいおい、現状も含め、ナチュールの意味も含め、書き留めていきたいと思っていますが、商品情報に追われてという言い訳です・・・

ナチュールワイン・ファンの間でカルト的人気を誇る２０１７年山形県南陽市で誕生した「グレープ・リパブリック」から本日、正午にリリースする２アイテムが入荷しています。

こちらは「RONIN JIRU　浪人汁」というすごいネーミング！

世界中を旅するフライング・ワインメーカーという肩書きをもつ角川書店本社最上階にあるレストラン「 INUA 」でソムリエも務め、日本酒の蔵元で蔵人として働いた過去もあり、日本の文化にもかなり精通しているJB（ Jean-Baptiste Crds）氏がプロデュースしたのが“Ronin Jiru 2018”。グレープリパブリック代表 Kazuomi Fujimakiやグレープリパブリックのスタッフと共に日本の生活、日本の食事を経験した中で、それらの日々を表現した素晴らしいワインです！！

グレープ・リパブリック（グレリパ）代表の藤巻氏のコメントは、
【浪人汁】
昨年、ほぼ1年を日本で過ごし、その半分くらいをGRAPEREPUBLICで過ごしたフランス人JB（ Jean-Baptiste Crds）。デラウェア1トンをまさかのバレルファーメンテーション（樽発酵）。古樽（タケダワイナリー様より譲っていただきました）2つを鏡割りして、揮発酸がピークになり始める前にプレス。こんなにもオレンジ♬（BONNIE PINK好きです）色をしたワインです。味わいも極めて個性的、JBの故郷、南フランスの「ヴァン・ジョーヌ」風味なのですが、長期熟成を行なっていないので軽やかです。
味わいは、セミハードなチーズ、いぶりがっこなど。乳酸発酵させたお漬物（古漬けのぬかみそ漬け）、お酢を使ったマリネ（アジの南蛮漬けとかヤバイす。もちろんエスカベッシュ的なものも）キムチ（これも実証実験済み）、などがよく合います。

このワイン醸造に関わったJBは、昨年２月、出羽鶴酒造で醸造研修をしていたとき、ホテル暮らしで不便をしていたので我が家で引き取り（？）、２週間、我が家から蔵に通いました。

出羽鶴での醸造体験の後、九州のお茶農家で農業研修をし、千葉の寺田本家でまた醸造研修、その後山形のグレリパでブドウ栽培とワイン醸造を半年手伝い、その後、カナダへと渡りました。

そしてこちらは「NANYO POP　南陽ポップ」。

藤巻氏のコメントは下記の通り。

【南陽POP】
柔らかいアルコールにシルクのようなテクスチュア。オイリー、クリーミーさを感じます。しかし香りや味わいはまさにPOP♡
こちらのワインはニュージーランドのクラフトビールメーカー「Grage Project」のJos（ Jos Ruffell）が去年アンフォラで仕込んだワインです。香りは果てしなくフローラルでハーバル（Jo Malone的な！すいません言い過ぎました）味わいは温度でガラリと変わります。くれぐれも冷やしすぎないでください。最低でも野菜室で冷やしてお召し上がりください。
お料理は、スパイス、フレッシュハーブと素敵にマリアージュします。ベトナミーズ、タイニーズ、タイワニーズ、サウスチャイニーズなどとの相性抜群です。
もちろんニュージーランドでも発売されます。
しかし、このJosのネーミング。南陽市を世界に発信してくれるわけでまことに嬉しい 限りです。

上記２アイテム、１０００本ほどの醸造で、特約酒販店予約が２時間で完売、１店に６本のみの限定出荷の希少ワインです。

グレープ・リパブリック

RONIN JIRU（浪人汁）

NANYO POP（南陽ポップ）

いずれも７５０ML　￥３，８８８（消費税８％込み価格）

同業の仲間やほかの蔵で働く蔵人さんなどからも会に興味がある、との問い合わせをいただいています。同業・異業関わらず、楽しく語り合い呑みたいという方は大歓迎です。まずは、お問い合わせください。！！

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７月の営業時間について

・７月２６日（金）　午前９時～午後５時（日本酒の会開催のため）

・７月２７日（土）　午前９時～午後７時

・７月２８日（日）　午前９時～午後６時

・上記以外の平日は、午前９時～午後８時までの営業となります。

・変更がありましたら、随時お知らせさせていただきます。

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お振込ご希望の場合は、当店指定の口座にお振り込みいただいたことを確認後、お送りさせていただきます。

また“SQUARE インボイス”を使った、クレジットカード決済（VISA・MASTER・AMEX）も可能になりました。

よろしくお願いいたします。

※当店のこのブログでは、消費税８％込みの総額表示とさせていただきます。

当店のこのブログは、２０１２年３月分までは、消費税５％込みの総額表示にしておりまます。

過去ログも本当はさかのぼって８％込み価格に訂正するべきなのでしょうが、とてもそこまで手が回らないのが現状です。

申し訳ありませんが、過去ログをご覧になって２０１４年４月以降のご注文の場合は、消費税８％に置き換えた金額をその都度お知らせさせていただくことで対応したいと思っています。　　　

勝手いって、申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

インスタグラムもはじめました。
店内のＰＯＰの状況などお伝えできればと思います。
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